日本画家 井木紫人について

2002年、素晴らしい金魚(らんちゅう)と出会いました。
らんちゅうの模様や泳ぎ、美しさ、形、すべてに魅かれました。
それから「誰も描いたことのない金魚画を描きたい!」
と思いはじめ伊藤若冲の鶏ように家の庭で本格的に金魚を飼い始めました。
より自然に近い形で飼育し本格的な飼育方法を学び試行錯誤を重ね、本当の金魚の楽しみ方を知りました。
そのすべてを絵にすることこそが自分の進むべき道だと考えました。

〜掲載誌とご購入について〜
日本画家 井木紫人の作品購入については(株)美術新星社 発行『美術市場2013』、株式会社美術年間社の『美術年間 art annual 2013』掲載に基づき1号=¥35,000よりとさせていただきます。

ART studio GENCOについて
『アートスタジオジェンコ』はイラストとデザインを中心としたブランドです。井木紫人は日本画、ジェンコはイラスト&デザインです。日本画作品とは価格が異なっております。



お問合せ先 ranchiu@hm10.aitai.ne.jp
日本画家 井木紫人

2013年1月28日月曜日

再利用


日本画の岩絵具は高価です。



お店で量り売りを買ってきて描いたり塗ったりします。その後、描いた絵具は残ってしまう場合があります。その時は膠をお湯で抜き乾燥させ、また次の機会に使います。高価な絵具を簡単に捨てるわけにはいかないので、ず〜っと貯めてます。



固まった岩絵具や水干絵具は乳鉢で地味にスリスリしてます。ダマでは塗れないので細かくして使います。こんなデジタルの時代に乳鉢か〜、ん〜〜



細かくした物に水と膠を混ぜ、これを刷毛で塗ります。現在、背景(バック)を塗ってます〜 これを何度も何色も繰り返し塗ったり描いたりします。何度も塗る事で色に深みが出てくるんです。この地味な仕事を毎日仕事から帰ってきてからやってます。日本画の素晴らしさはそこにあると信じてます。