日本画家 井木紫人について

2002年、素晴らしい金魚(らんちゅう)と出会いました。
らんちゅうの模様や泳ぎ、美しさ、形、すべてに魅かれました。
それから「誰も描いたことのない金魚画を描きたい!」
と思いはじめ伊藤若冲の鶏ように家の庭で本格的に金魚を飼い始めました。
より自然に近い形で飼育し本格的な飼育方法を学び試行錯誤を重ね、本当の金魚の楽しみ方を知りました。
そのすべてを絵にすることこそが自分の進むべき道だと考えました。

〜掲載誌とご購入について〜
日本画家 井木紫人の作品購入については(株)美術新星社 発行『美術市場2013』、株式会社美術年間社の『美術年間 art annual 2013』掲載に基づき1号=¥35,000よりとさせていただきます。

ART studio GENCOについて
『アートスタジオジェンコ』はイラストとデザインを中心としたブランドです。井木紫人は日本画、ジェンコはイラスト&デザインです。日本画作品とは価格が異なっております。



お問合せ先 ranchiu@hm10.aitai.ne.jp
日本画家 井木紫人

2016年4月24日日曜日

チマチマ

順番にやります。



「Z」の約束

我々のご先祖様、先輩が明治維新という激動の時代に西洋列強大国ロシアから日本を守るために命をかけて戦った軍艦がココにあります。

『戦艦三笠(みかさ)』



以前より友人と約束していて、共にどーしても行きたい!見てみたい!乗ってみたい!と思っておりました。友人は亡くなってしまいましたが、またひとつ彼との約束を果たすことができました。

時は明治末期の日本海海戦。山本権兵衛率いる海軍、東郷平八郎を指揮官とした連合艦隊。参謀は加藤友次郎と秋山真之。大国ロシアのバルチック艦隊に対しT字戦法、東郷ターンと呼ばれる、ロシア艦隊の意表をつく作戦で2日間でバルチック艦隊を完全に落とした歴史的な海戦です。農業と絹しか産業のない貧しい国がイギリスから軍艦を買い、猿真似をして陸軍、海軍を作り、それを育てて勝ち取った栄光の戦いでありました。その指揮をとった旗艦です。

「旗旒用意!Z!揚げ!」



日本における商品名に「Z」という名称はココからきているのではないかと思います。日本人は「Z」に憧れ、「Z」に魂を宿ったのではと思うところがあります(…憶測ですが)。


産卵に向けて

そろそろ産卵に向けて準備を進めて行く季節となりました。狙いは、5月5、6、7日であります。




2016年4月10日日曜日

ビフォー/アフター

1年ほど前からキャンバス生地のトートバックを探しております。「パロットキャンバス」か「オーシバル」系の分厚い生地のトートで持ち手ハンドルは革。できればヌメ革が希望。
なかなか思うようなバッグは見つからず、唯一見つけたのは今流行りのお店別注。それも既に完売しており入手困難。

「こーなったら、自分で作っちゃおう!」



キャンバスバッグは中古をオークションで落としました。それのハンドル部分を分解し一部補修。厚さ4mmのベルト用のヌメ革を購入しオリジナルハンドルを制作。コダワリたかったのはバックルベルトとキャンバス部分の接合部を手縫いとしました。この部分を金具にしてしまうと、簡単にできてしまってとても残念に思います。あとはせっかくオリジナルで作るので自分の身体に合ったハンドル長さとバックル穴も肩から手に合わせた位置としました。



他人が見たら、キャンバス本体にバラした痕跡が残ってて残念に思われそうですが、本人まったく気にしておりません。むしろリメイク感が出ててオモロイと思ってます。



この夏はヌメ革が茶色になるまで、使いまくろうと思っちょりまっす!


2016年4月9日土曜日

一楽ニ萩三唐津

「一楽ニ萩三唐津」をご存知でしょうか。

 以前より気になっていた「湯のみ」を買いました。京都にある小さなお店に半年ごとに3年ほど通いました。スゴくひかれても高価過ぎてなかなか手が出ず逃してしまった作品もありました。しかし、この度ビビッときた作品と出会い、これを逃したらもう2度と出会えないと思い無理をして買いました。

 萩焼です。
たかが湯のみですが、自分の手にシックリくるところに惚れました。湯のみは毎日使うモノです。毎日使うモノこそ良いモノを使うべきというのが自分の考えであり、絵筆や工具といったところと同じではないでしょうか。



2016年4月3日日曜日

御礼と心配

春は「別れ」の季節。

今年も親しくさせていただいた方との
お別れの時がやってきてしまいました。
とても残念でなりません。
お世話になったお礼として
きっと役に立つであろう
逸品作ってみました。

その方の武勇伝として
時々本当に「大丈夫か?」
と思うくらい、
失くしたり、取られたり、置いてきたり、etc。
笑っちゃうくらいです。

…その後がとても心配であります。
とにかく何でも
コレに付けていただきたいです。
それでトラブルが避けられるのであれば
と思います。
ハハハハハ。



高価な理由

「ヘッヘッヘッヘッヘ。」
とにかく下準備が大変であります。
ど素人だけに何度もコバ磨きをしております。
削っては、磨いて、
擦っては、磨いて、
磨いては、磨いて、
四苦八苦しながら
昨夜からひたすら、
これを繰り返しております。

今回は「The!これぞ革」という感じの
厚さ4mmに挑戦。
革が厚いのでコバが主張しますね〜

レザー商品が高価な理由がわかります。
自分で作ってみると、
その苦労が見えてきます。
パーツが多ければ多いほど、
下準備に時間がかかります。
縫う箇所が多ければ時間がかかります。
革の種類によっても値段が変わります。
手間と時間であります。

とにかく急いでも良い物はできませんので、
チマチマやっております。


2016年4月2日土曜日

刻印

やっと来た。
2ヶ月半かかりました。
時間かかったわ〜ホンマ。

「ふぁ〜、あ〜あ」
ウレシいけど。
結果、フトコロが寂しくなった。


遺品

亡くなったお母さんの革パンで財布を作ってもらえませんか?ムリムリ!自信がありません‼︎とお断りさせていただきました。思いが重過ぎます。

しばらくして、またお会いする機会がありました。依頼主の気持ちはとても強く、その思いを感じました。ずっと遺品としてとっておいたようですが、いつかは処分しようと考えていたようですので、いずれにしても切り取られるか、捨てられるのであれば試しても良いかと判断しました。すべてお任せという注文でしたので、引受けることにしました。