日本画家 井木紫人について

2002年、素晴らしい金魚(らんちゅう)と出会いました。
らんちゅうの模様や泳ぎ、美しさ、形、すべてに魅かれました。
それから「誰も描いたことのない金魚画を描きたい!」
と思いはじめ伊藤若冲の鶏ように家の庭で本格的に金魚を飼い始めました。
より自然に近い形で飼育し本格的な飼育方法を学び試行錯誤を重ね、本当の金魚の楽しみ方を知りました。
そのすべてを絵にすることこそが自分の進むべき道だと考えました。

〜掲載誌とご購入について〜
日本画家 井木紫人の作品購入については(株)美術新星社 発行『美術市場2013』、株式会社美術年間社の『美術年間 art annual 2013』掲載に基づき1号=¥35,000よりとさせていただきます。

ART studio GENCOについて
『アートスタジオジェンコ』はイラストとデザインを中心としたブランドです。井木紫人は日本画、ジェンコはイラスト&デザインです。日本画作品とは価格が異なっております。



お問合せ先 ranchiu@hm10.aitai.ne.jp
日本画家 井木紫人

2013年1月27日日曜日

膠(にかわ)


日本画には「膠(にかわ)」を使います。
膠は動物の筋などから取ったゼラチン質です。



日本画は岩絵具を使います。
「岩」といっても、実は「砂」です。
岩絵具を和紙にくっ付ける役目が膠です。

膠は粒状や棒状で売ってます。
江戸時代などは接着剤として建具にも使われていたそです。
カチカチに固まりくっ付きます。
この粒々を水に入れて火にかけ溶かします。
スグに焦げ付くので、かき混ぜながら溶かします。
これがスゴく面倒なのです。



冷めると、寒天状になります。
暖かいシャビシャビ状態で使います。
岩絵具と膠と水を混ぜた物を和紙(キャンバス)に描いていきます。



これを塗ったら、乾くまで次の色は描けません。
厳密にいえば、くっ付くまで次の工程に進めないということです。
なので、期間限定のロールちゃん「いちご」を食べるのでございます。
ドット柄が何とも言えぬ可愛さがありやす!