日本画家 井木紫人について

2002年、素晴らしい金魚(らんちゅう)と出会いました。
らんちゅうの模様や泳ぎ、美しさ、形、すべてに魅かれました。
それから「誰も描いたことのない金魚画を描きたい!」
と思いはじめ伊藤若冲の鶏ように家の庭で本格的に金魚を飼い始めました。
より自然に近い形で飼育し本格的な飼育方法を学び試行錯誤を重ね、本当の金魚の楽しみ方を知りました。
そのすべてを絵にすることこそが自分の進むべき道だと考えました。

〜掲載誌とご購入について〜
日本画家 井木紫人の作品購入については(株)美術新星社 発行『美術市場2013』、株式会社美術年間社の『美術年間 art annual 2013』掲載に基づき1号=¥35,000よりとさせていただきます。

ART studio GENCOについて
『アートスタジオジェンコ』はイラストとデザインを中心としたブランドです。井木紫人は日本画、ジェンコはイラスト&デザインです。日本画作品とは価格が異なっております。



お問合せ先 ranchiu@hm10.aitai.ne.jp
日本画家 井木紫人

2015年1月10日土曜日

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 正月の恒例行事となっております「紙張り」。4月に行われる春の展覧会に向けての準備となります。会場は愛知県美術館であります。今回は久々の120号(1.5m×2.1m)大作です。和紙は5尺7尺の和紙を貼り込みます。やっぱ、デカイわ〜!

 まずはチンチン(三河弁でムチャクチャ熱い!)のお湯を沸かしまして、いわゆる洗濯のりをねりねり。ゆっくり溶かします。コレがまた地味なんです。

 ほんで、あらかじめ切っておいた裏打ち用の和紙を本紙の裏側に貼り込みます。裏打ち終えた本紙を今度はひっくり返してパネルに貼り込みます。

 パネルと和紙というのは、実は全面に糊を塗りません。側面だけに糊を塗るのでございます。表面の和紙とパネルはくっ付いておりません。いわゆる太鼓の皮のように側面だけに力を入れておくのでございます。

 ココからはもっと地味でして、朝昼晩と絶やさず水を打ちます。ゆっくりゆっくり和紙を乾かして行くのでございます。なにせ寒い冬でございますので、急いではいけません。ファンヒーターなど便利な道具を使おうものなら、シワが入ってしまい後でヒドイ目にあいます。

 とりあえず張込みましたので、一息です。茶飲んで、3日間ほどかけてゆっくり乾かします。