「えっ?おっ?うェーーー!」
「ま、ま、ま、まじッすかーー!」
「おぉぉーーー!スゲーー!」
以前から、とても好きな浮世絵師がおりまして、いつかホンモン作品を手に入れたいと考えておりまして、その日もiPhoneでテロテロと作品を探していたら、「オッ⁈」一挙に観れる場所に大ヒット!
『月岡芳年(つきおかよしとし)』という作家をご存知でしょうか。幕末から明治を生きた浮世絵師です。葛飾北斎、安藤広重、東洲斎写楽、歌川国芳など素晴らしい作家はあまりにも有名ですが、ボクの中での最も素晴らしい作家が『芳年』なのです。
月岡芳年は国芳を師事した浮世絵師。美人画や血生臭い作品もさることながら、その中でも月をテーマにした『月百姿』と妖怪をテーマにした『新形三十六怪撰』は大好きな作品シリーズです。芳年が表現する情景の構図と線描写は目を見張ります。本や画集では見えない細工部分もホンモンでしか見えぬ醍醐味です。芳年と彫師とのコラボによる素晴らしい表現力、そこは現代の写真でも見えない部分なのです。そんな細部にまでこだわる芳年作品は心をくすぐりますね〜いわゆる、イイ仕事ってやつです。
そんな芳年の月シリーズと妖怪シリーズの全作品を目にすることが出来る展覧会を神奈川県は町田市で発見!しかもタダ。買うことは出来ませんが、メッタに見ることの出来ない全作品が一挙に展示されてるんです。
「こ、こ、こ、これは行かねばなるまい!」速攻で車を飛ばすのでありました。