日本画家 井木紫人について

2002年、素晴らしい金魚(らんちゅう)と出会いました。
らんちゅうの模様や泳ぎ、美しさ、形、すべてに魅かれました。
それから「誰も描いたことのない金魚画を描きたい!」
と思いはじめ伊藤若冲の鶏ように家の庭で本格的に金魚を飼い始めました。
より自然に近い形で飼育し本格的な飼育方法を学び試行錯誤を重ね、本当の金魚の楽しみ方を知りました。
そのすべてを絵にすることこそが自分の進むべき道だと考えました。

〜掲載誌とご購入について〜
日本画家 井木紫人の作品購入については(株)美術新星社 発行『美術市場2013』、株式会社美術年間社の『美術年間 art annual 2013』掲載に基づき1号=¥35,000よりとさせていただきます。

ART studio GENCOについて
『アートスタジオジェンコ』はイラストとデザインを中心としたブランドです。井木紫人は日本画、ジェンコはイラスト&デザインです。日本画作品とは価格が異なっております。



お問合せ先 ranchiu@hm10.aitai.ne.jp
日本画家 井木紫人

2015年1月12日月曜日

芳年



「えっ?おっ?うェーーー!」
「ま、ま、ま、まじッすかーー!」
「おぉぉーーー!スゲーー!」
以前から、とても好きな浮世絵師がおりまして、いつかホンモン作品を手に入れたいと考えておりまして、その日もiPhoneでテロテロと作品を探していたら、「オッ⁈」一挙に観れる場所に大ヒット!

『月岡芳年(つきおかよしとし)』という作家をご存知でしょうか。幕末から明治を生きた浮世絵師です。葛飾北斎、安藤広重、東洲斎写楽、歌川国芳など素晴らしい作家はあまりにも有名ですが、ボクの中での最も素晴らしい作家が『芳年』なのです。

 月岡芳年は国芳を師事した浮世絵師。美人画や血生臭い作品もさることながら、その中でも月をテーマにした『月百姿』と妖怪をテーマにした『新形三十六怪撰』は大好きな作品シリーズです。芳年が表現する情景の構図と線描写は目を見張ります。本や画集では見えない細工部分もホンモンでしか見えぬ醍醐味です。芳年と彫師とのコラボによる素晴らしい表現力、そこは現代の写真でも見えない部分なのです。そんな細部にまでこだわる芳年作品は心をくすぐりますね〜いわゆる、イイ仕事ってやつです。

そんな芳年の月シリーズと妖怪シリーズの全作品を目にすることが出来る展覧会を神奈川県は町田市で発見!しかもタダ。買うことは出来ませんが、メッタに見ることの出来ない全作品が一挙に展示されてるんです。

「こ、こ、こ、これは行かねばなるまい!」速攻で車を飛ばすのでありました。