ありがとうございました。
2014年1月26日日曜日
2014年1月20日月曜日
搬入日
春の新作、搬入完了。
今回は各会場が油、水彩、日本画で賑わってまして、
デザイン大学の卒業制作など、
いろんなアート団体の搬入で盛上がってました。
現役学生の若さあるアートは勢いがあってイイですね〜テクニックにおぼれず無心で描かれた作品は
誰しもが通って来た若き道。
気持ちや感情をぶつけた作品は心をうばわれます。
週末、買物などで名古屋にお越しの際は、
どうぞ『愛知芸術文化センター』
へ足をお運びくださいませ。
何か新しい発見があるかもしれませんよ。
2014年1月19日日曜日
2014年1月16日木曜日
2014年1月12日日曜日
材料のウンチク
〆切に追われ、やっと乾き待ちでホッとしております。丁度今、綺麗な岩絵具を準備しましたのでせっかくですから、日本画のお話でもいたしましょう。
日本画の絵具は『岩絵具』といわれる天然の石や珊瑚、貝などを砕いて精製されたものです。いわゆる天然鉱物的なモノです。この色は『岩華(いわかば)』といいます。鶏冠石、またの名をオーピメントリアルガーと言うらしいです。古くから花火の材料に使われてり、古代エジプトでは顔料として使われていたと資料に書いてありました。日本画では顔料として15g=約620円ほどで売買されています。これは時代で変わってきます。材料が天然資源なので減ってくればおのづと高くなります。我家にあるのはこの値段です。袋と皿に出したのを入れて、全75g=¥3,100となります。この程度ですとバック(背景)をサラッと塗ってしまうと、あっ!ちゅーまに終わります。ホント泣けてきます。これを活かした描き方をしたいものと常々考えております。
続きまして『乳鉢』。これも我家にたくさんあります。ベビーサイズから丼ぶりサイズまで。絵具の種類によって粘土質の絵具を使います。『水干(すいひ)』といいますが、粘土質の絵具といっても乾いておりますので、カッチカッチですよ。それを乳鉢でゴリゴリ!スリスリ!ゴリゴリ!スリスリ!時間をかけて砕きます。ココで時間を惜しむと結果、発色が悪くなりますので丁寧にスリスリします。後に膠(ニカワ)と水を混ぜて描きます。
続いて、刷毛(はけ)ですが、ボクは2m近い絵も描きますので、小さい筆や刷毛ではキレイに塗れません。当然、幅が広ければ高価になります。筆のお金がモッタイナイといって惜しむとイイ絵は描けないように思います。これは経験で学びました。道具はその場その場の場面にあった最適なモノを使うべきだと思います。
ウンチクでした。
よし!また描こう。
2014年1月11日土曜日
変な人
と思う瞬間がありました。
そこに興味を示した瞬間、他人は変だと思うようです。
自分は好きだから。興味のツボだったとしたら、それはかけがえの無いモノとなる気がします。そこでやるか、やらないか。興味を持つか、持たないか。変だと言われてもやるか、やらないか。自分に正直に生きて来たつもりです。時に誤解も生まれたことでしょう。その先にあったのは満足する世界でした。その世界は地味にコツコツと積み重ねて来たことでもありました。
あるとき気づきました。
「俺、変だ。」
その変は、他人にない性能でした。他人が尊敬してくれる才能でもあり、技術でもありました。あるとき花開く瞬間があるとすれば、今なのかもしれません。それを実感してます。やれるかもしれない瞬間です。その自信はどこから生まれたのかと聞かれたら、きっとあの時に変だと思われてもしてきたことに繋がってる気がします。
2014年1月10日金曜日
〆切りと鉄瓶
こうなったら、〆切に間に合わないかもしれないから、それに見合った絵を描くしかない。と思って、昨年暮れから描き始めました。でも結局自分にウソがつけず夜な夜な、日にちをまたいで描いてます。どうせ同じ100号サイズを描くなら、良くも悪くも最善を尽くして描きたいと思いました。手抜きで一生懸命よりも、ギリギリのダメもとで一生懸命描くことを選びました。
「さて、間に合うかな?」
日本画は「壊して描く」の繰り返しといいます。壊すとは、一旦描いた線を見えなくなるくらいその上から違う色を塗ることを言います。線を描く事を「描く、起こす」といいます。刷毛で大雑把に描くことを「かける(ぶっかける)」といいます。描いては、かける。かけては起こす。の繰り返しなのです。いかにこの繰り返しを多くやるかなのです。
この効果は絵に深さを表します。深い絵ほど、その努力と時間の度合いを感じます。
悩むから、納得できないから「描いてはぶっかける、壊しては、起こす」を繰り返しをするのです。この努力こそが一生懸命なのです。悩んだ絵ほど、苦労した絵ほど、一生懸命が伝わります。いかに人を感動させられるのかは、いかに自分が感動したことを忠実に描けるかだと思います。忠実に描けないから一生懸命に描くのです。感動を伝えるとはそういうことだと思います。
寒い部屋で地味にストーブ焚いて描いてます。日本画家にとって『ストーブ』と『やかん』は必須アイテムです。お湯を使い、膠を火で温めながら日本画は描きます。そこに新アイテム『鉄瓶』を加えました。
2014年1月7日火曜日
憧れ
憧れのアニメを手に入れました。当時はビデオという便利な道具がない時代でしたので、放送中に脳裏に焼付けスケッチするしか方法がありませんでしたね。数少ない雑誌の切り抜きを見ながら描いたりもしました。自分で描いた憧れのキャラクターを枕元に貼っておくのが何よりも楽しかった少年でした。あの頃に身につけた能力が今に活かされてます。