日本画家 井木紫人について

2002年、素晴らしい金魚(らんちゅう)と出会いました。
らんちゅうの模様や泳ぎ、美しさ、形、すべてに魅かれました。
それから「誰も描いたことのない金魚画を描きたい!」
と思いはじめ伊藤若冲の鶏ように家の庭で本格的に金魚を飼い始めました。
より自然に近い形で飼育し本格的な飼育方法を学び試行錯誤を重ね、本当の金魚の楽しみ方を知りました。
そのすべてを絵にすることこそが自分の進むべき道だと考えました。

〜掲載誌とご購入について〜
日本画家 井木紫人の作品購入については(株)美術新星社 発行『美術市場2013』、株式会社美術年間社の『美術年間 art annual 2013』掲載に基づき1号=¥35,000よりとさせていただきます。

ART studio GENCOについて
『アートスタジオジェンコ』はイラストとデザインを中心としたブランドです。井木紫人は日本画、ジェンコはイラスト&デザインです。日本画作品とは価格が異なっております。



お問合せ先 ranchiu@hm10.aitai.ne.jp
日本画家 井木紫人

2013年6月15日土曜日

選別



 こんな資料もいろいろ買ったりして研究しました。当時はまったく分からなくて奮闘してましたから、ガンバっても分からない事だらけ。時にはプロに電話したりお店で聞いたりしてヒントをもらって育ててきました。電話や話を聞いてもその飼育している環境や育て方が微妙に違うだけで魚の状態も変わるので、その答えは100%ではないのです。そこからは自分でどう考えるかなのです。良いも悪いも自分の選別した魚ですから仕方がありません。経験年数を重ねるしかないのです。育ててると徐々に大きくなって悪さ加減があらわに見えてくるんですよね〜それが分かると稚魚の時からの選別がもっと楽になります。それこそが目が肥えるということです。そしてイイ親魚を観るということはとても大切な事でありまして、見て稚魚の時を想像できたら素晴らしいと思います。



 いくら高価な金魚を手にして卵を採って育てても、選別して行く中でその素晴らしさを受け継ぐ稚魚を選べなければ何にもなりません。自分自身も磨かないと長く楽しめないのであります。