日本画家 井木紫人について

2002年、素晴らしい金魚(らんちゅう)と出会いました。
らんちゅうの模様や泳ぎ、美しさ、形、すべてに魅かれました。
それから「誰も描いたことのない金魚画を描きたい!」
と思いはじめ伊藤若冲の鶏ように家の庭で本格的に金魚を飼い始めました。
より自然に近い形で飼育し本格的な飼育方法を学び試行錯誤を重ね、本当の金魚の楽しみ方を知りました。
そのすべてを絵にすることこそが自分の進むべき道だと考えました。

〜掲載誌とご購入について〜
日本画家 井木紫人の作品購入については(株)美術新星社 発行『美術市場2013』、株式会社美術年間社の『美術年間 art annual 2013』掲載に基づき1号=¥35,000よりとさせていただきます。

ART studio GENCOについて
『アートスタジオジェンコ』はイラストとデザインを中心としたブランドです。井木紫人は日本画、ジェンコはイラスト&デザインです。日本画作品とは価格が異なっております。



お問合せ先 ranchiu@hm10.aitai.ne.jp
日本画家 井木紫人

2013年7月25日木曜日

さがし続ける




大好きな日本画作家。
『杉山 寧』
もうこの世にはいません。

20年前と同じ場所で再び展覧会。バツグンのスケッチ力がたまらない。ホントため息出る。スケッチの上手い人は、必ずと言っていいほど本画も上手い。その一人であります。

20年前に観た感動が蘇ってくる。20年前の自分を思い起こす。あの頃はまだランチュウにも出会ってません。ひたすら動物園にやたら行きモチーフ探しとバック(背景)に悩み模索してました。当時、杉山寧作品を目にした時に、光る何かを感じました。それは形ではありません。インスピレーションなのか?セレンディピティだったのか?わかりませんが、そこから思いっきり作品と向き合うようになりました。

この人のような作品が描きたいと思ったのは確かです。真似ではありません。ボク流のです。杉山寧氏が往年の作品の中で変わった瞬間がありました。それはインスピレーションが作品になった『光』の作品です。そんな瞬間が自分にも降ってきた気がしました。

やり続けてれば、探し続けてれば、いつかささやかなヒントでも見つかるはず。そのチョットチョットの積み重ねが大切なのではといつも信じてます。

杉山寧氏もきっとそうだったに違いないと思う。