2013年4月2日火曜日
ささやかなアピール
<ささやかなアピール>
本日より名古屋の春の展覧会が愛知芸術文化センターで始まりました。その宣伝として中日新聞にカットの掲載をお願いしました。
日本画家のプロとは少数です。プロとは食べていくということです。芸大日本画科、美大を卒業したとしてもプロとして生きて行ける保証はされません。大半は別の仕事に就くそうです。ましてや高卒のサラリーマンしながらとなるとこれまた難しい話となります。でも、可能性はゼロではありません。
ではプロになれる保証もなく毎年毎年100号以上の作品を描き続ける事は?これも難しい話なのです。絵具だけでなく作品を置いておく場所の確保も必要となります。日本画はお金がかかるから商品だけとか、油彩、水彩や水墨に変わられる方も少なくないです。バブル崩壊以降、リーマンショック以来絵画芸術作品の値段も壊れてます。プロだろうがセミプロだろうが売れないのです。食べていくには厳しい時代なのです。芸術作品は付加価値ですからね。逆に買い手側からすれば、以前買えなかった素晴らしい作家や物故作家の作品が安価で買えるイイ時代であります。
ボクみたいに知恵の無い芸術家は描き続けるしか方法を知りません。やり続けることで何か棒に当たると信じてます。作品を買っていただいたお客様や応援してくださるお客様がいます。恩返しやお礼はできませんが、せめて今も描き続けてますよ!挑戦してますよ!のアピールや宣伝はしていきたいです。今回のような形ででも新聞に載る事でお客様にボクの気持ちが伝えられたらウレシく思います。