日本画家 井木紫人について

2002年、素晴らしい金魚(らんちゅう)と出会いました。
らんちゅうの模様や泳ぎ、美しさ、形、すべてに魅かれました。
それから「誰も描いたことのない金魚画を描きたい!」
と思いはじめ伊藤若冲の鶏ように家の庭で本格的に金魚を飼い始めました。
より自然に近い形で飼育し本格的な飼育方法を学び試行錯誤を重ね、本当の金魚の楽しみ方を知りました。
そのすべてを絵にすることこそが自分の進むべき道だと考えました。

〜掲載誌とご購入について〜
日本画家 井木紫人の作品購入については(株)美術新星社 発行『美術市場2013』、株式会社美術年間社の『美術年間 art annual 2013』掲載に基づき1号=¥35,000よりとさせていただきます。

ART studio GENCOについて
『アートスタジオジェンコ』はイラストとデザインを中心としたブランドです。井木紫人は日本画、ジェンコはイラスト&デザインです。日本画作品とは価格が異なっております。



お問合せ先 ranchiu@hm10.aitai.ne.jp
日本画家 井木紫人

2014年10月5日日曜日

 わたくしが描く『日本画』というのは砂の絵でございます。砂と言っても、もともとは石、岩です。正確にいうと日本画の絵具は『岩絵具』といいます。


 日本画に「青色」という色名はございません。多くは「群青」と表されます。原石は『アズライト』『ラピスラズリ』といわれる宝石に近い石でございます。


 とうとう、原石を買っちまいました。日本画家である以上、絵具のルーツは知っておきたいもの。原石自体の発色が良ければ良いほど、大きければ大きいほど高価でございます。



 画家は原石を使うわけではありません。専門の職人が石から砂に砕きます。こまかくするにあたり粒の大きさも1〜14番までと定められており、細かくなればなるほど淡いパステル色へと変わり、画家はその粒の大きさと色を考えながら絵を描くのです。



 こんな自然から得られた絵具を『天然 岩絵具』といいます。現在では「人工岩絵具」も存在しますが、画家は天然の素晴らしさを知っております。出来る限り本当の素晴らしさを表現出来る作品を描きたいと考えます。

…かな?

そんな作家になりたいです!