日本画家 井木紫人について

2002年、素晴らしい金魚(らんちゅう)と出会いました。
らんちゅうの模様や泳ぎ、美しさ、形、すべてに魅かれました。
それから「誰も描いたことのない金魚画を描きたい!」
と思いはじめ伊藤若冲の鶏ように家の庭で本格的に金魚を飼い始めました。
より自然に近い形で飼育し本格的な飼育方法を学び試行錯誤を重ね、本当の金魚の楽しみ方を知りました。
そのすべてを絵にすることこそが自分の進むべき道だと考えました。

〜掲載誌とご購入について〜
日本画家 井木紫人の作品購入については(株)美術新星社 発行『美術市場2013』、株式会社美術年間社の『美術年間 art annual 2013』掲載に基づき1号=¥35,000よりとさせていただきます。

ART studio GENCOについて
『アートスタジオジェンコ』はイラストとデザインを中心としたブランドです。井木紫人は日本画、ジェンコはイラスト&デザインです。日本画作品とは価格が異なっております。



お問合せ先 ranchiu@hm10.aitai.ne.jp
日本画家 井木紫人

2014年7月30日水曜日

造形美



絵は描けても、作れない物があります。
それは造形物。

作れないからこそ、余計に美しい造形のフォルムに魅かれるのかもしれません。
それは『サモトラケのニケ』であったり、『サグラダファミリア』であったりします。そのフォルムはボク自身の目の肥やしとなり、脳に焼き付いてしまいます。どーしても手元に置きたい衝動にかられた時は無理をしてでも手に入れます。陶器であったり、鉄瓶であったり、ガラス細工であったりです。身近に置くことで、その美しさのオーラを感じたいのです。その物の造形美を脳に浸透させて、そこから新しいイメージを湧かせます。

以前から、ずーーーーーっと探してる陶器があります。
「ノリタケ」のらんちゅう。
確か?2匹で一対だったと思います。
金魚の陶器は今までに何匹も見たことがあります。
しかし、ここまで美しく本当のらんちゅうの形を陶器として再現した作品を見たことがありません。白磁で色は無くとも伝わってきます。色などいらないのです。きっとらんちゅうをよく知った人が関わったに違いないと思います。腰の太さ、ヒレの具合、肉瘤の雰囲気、goodなんです。ボクが見つけた時は既に販売が終っていました。いつの日か必ず手に入れたい逸品です。

先日ステキな陶器を見つけました。
こちらも白磁でした。
高級ではありませんが、そのフォルムに魅かれました。
逆に色が無い方が、脳を刺激し色を創造させます。