2013年8月5日月曜日
塩治療
<塩を入れるワケ>
塩治療を『塩浴(えんよく)』といいます。
一般的で手っ取り早い方法のひとつです。
淡水魚は薄い周りの水よりも体液が濃くて、絶えず周りの水が体内に入ってこようとします。これを浸透圧と言います。常に浸透圧で魚は体液の消失という危険にされされています。そのため、水を飲まないで極薄い尿を絶えずし続けて体液の浸透圧を一定に保とうとします。つまり、浸透圧を保つために体力を使っています。
体力が落ちて弱った時に塩投入するのは、周りの水を濃くして体液と周囲の水との浸透圧差をなくして金魚の負担を少なくするためです。もう一つの理由は、病原菌は魚より浸透圧の変化に弱いために殺菌効果が期待出来るからです。例えば、金魚だと0.5%ぐらいの塩浴には耐えれますが、細菌は耐えられないことが多いからです。しかし、殺菌効果は薬の方があるようです。
1リットルの水に対して”5gの塩”が0.5%です。
飼育水槽の水の量をあらかじめ知っておくとよろしいかと思います。ボクの場合アホなんで、すべての水槽に投入する塩の量を記載してあります。それと、いきなり0.5%ではなくて、0.3%と徐々に薄めからやっていくのも手です。