日本画家 井木紫人について

2002年、素晴らしい金魚(らんちゅう)と出会いました。
らんちゅうの模様や泳ぎ、美しさ、形、すべてに魅かれました。
それから「誰も描いたことのない金魚画を描きたい!」
と思いはじめ伊藤若冲の鶏ように家の庭で本格的に金魚を飼い始めました。
より自然に近い形で飼育し本格的な飼育方法を学び試行錯誤を重ね、本当の金魚の楽しみ方を知りました。
そのすべてを絵にすることこそが自分の進むべき道だと考えました。

〜掲載誌とご購入について〜
日本画家 井木紫人の作品購入については(株)美術新星社 発行『美術市場2013』、株式会社美術年間社の『美術年間 art annual 2013』掲載に基づき1号=¥35,000よりとさせていただきます。

ART studio GENCOについて
『アートスタジオジェンコ』はイラストとデザインを中心としたブランドです。井木紫人は日本画、ジェンコはイラスト&デザインです。日本画作品とは価格が異なっております。



お問合せ先 ranchiu@hm10.aitai.ne.jp
日本画家 井木紫人

2012年5月16日水曜日

《自分の付加価値》




 実現させたい夢があります。
その夢を叶えるために、いろいろな事をやってます。仮にそれが遠回りだとしても、やる意味があると信じてます。正直、一日24時間では足りません。ボクの才能に投資してくださる方もみえます。画家で生活できているわけではないので、サラリーマンという時間も一日の半分は占めてます。その中で依頼されたイラストやデザイン、また展覧会に向けた日本画を描いているわけですが、それらを描くには限られた時間でしか描けません。皆さんが寝ている間やお休みの間にコツコツ描いてます。決して手が早いわけではありません。土、日曜や夜中描いてるから早いだけです。


 先日、Tシャツデザインの仕事をいただきました。でも、心無い注文でした。タダでシンボルマークを描いてほしいという依頼でした。先輩後輩の間柄での仕事でしたが、お断りさせていただきました。決してお金が欲しいからではありません。いつも納得してもらえるよう、ボクなりの最高の仕事をいつもさせていただいてるつもりです。本当に親しい間柄の友人でもお金を払って仕事依頼してくだる方もいます。ボクの才能という付加価値にお金を払って下さってる方が実際にいる以上、その方達に申し訳ないからです。


 ボクの絵やイラスト、デザインは、ボクの描く時間=工数と考えてますので、かかった分をいただいております。一応、先に金額の案内をさせていただき納得していただいてから描かせていただいてます。もし見合わない金額だと思われ、仕事がもらえなくても良いと思ってます。いつもイイ仕事がしたいので、安請け合いはしません。先輩にはボクという付加価値にお金を払うよりも、業者で安くやってくださる方を案内させていただきました。今までに井木紫人の日本画やイラスト、デザインを買ってくださった方のお礼や希望を汲み取ったはからいでもあります。


 安売りは、自分の価値を下げます。いづれ自分に回ってきます。下手な絵を高く売るのではなく。一生懸命描いた絵を買っていただいてると思ってます。


 どうぞご理解ください。