日本画家 井木紫人について

2002年、素晴らしい金魚(らんちゅう)と出会いました。
らんちゅうの模様や泳ぎ、美しさ、形、すべてに魅かれました。
それから「誰も描いたことのない金魚画を描きたい!」
と思いはじめ伊藤若冲の鶏ように家の庭で本格的に金魚を飼い始めました。
より自然に近い形で飼育し本格的な飼育方法を学び試行錯誤を重ね、本当の金魚の楽しみ方を知りました。
そのすべてを絵にすることこそが自分の進むべき道だと考えました。

〜掲載誌とご購入について〜
日本画家 井木紫人の作品購入については(株)美術新星社 発行『美術市場2013』、株式会社美術年間社の『美術年間 art annual 2013』掲載に基づき1号=¥35,000よりとさせていただきます。

ART studio GENCOについて
『アートスタジオジェンコ』はイラストとデザインを中心としたブランドです。井木紫人は日本画、ジェンコはイラスト&デザインです。日本画作品とは価格が異なっております。



お問合せ先 ranchiu@hm10.aitai.ne.jp
日本画家 井木紫人

2011年6月28日火曜日

平田郷陽 作「粧ひ(よそおい)」

おおおーーー、展覧会アプリで発見!
佐野美術館 7月10日まで。
「絶対に観に行く!」
平田郷陽展。
 以前からどーしても、観たい作品がありました。
平田郷陽 作「粧ひ(よそおい)」。
夏の風呂上がりの女性の姿。
火照った肌の色はまさに、お風呂あがり。
胡粉マジック!
見よ!この表情。
人形だよ、これ。
情景は、今から出かける前の装いなのである。
一本一本髪の毛が植えられてるのだ。
丸髷は既婚女性の髪型。

 まるでそこに居るかのような装いと写実。
一重の着物から透ける色気。
そこに観る郷陽の芸術における挑戦があった!

 かつて人形は芸術として認めてもらえない時代がありました。
人形は玩具であり、芸術作品ではないと言われていたのです。
では彫刻はといえば、芸術作品だったのです。
ここに平田郷陽の心に火が着いた。
本来人形の身体は「針簿て」。身体まで彫らないのである。
郷陽は人形作品でもここまで表現できるのだ!と作品に心を込めたのである。
人形を芸術の域にまで到達させたのが、平田郷陽なのである。
「熱い!」

「粧ひ(よそおい)」は、昭和6年の作品。
なんと80年前の作品。
今観ても、見劣りしないね〜