佐野美術館 7月10日まで。
「絶対に観に行く!」
平田郷陽展。
以前からどーしても、観たい作品がありました。
以前からどーしても、観たい作品がありました。
平田郷陽 作「粧ひ(よそおい)」。
夏の風呂上がりの女性の姿。
火照った肌の色はまさに、お風呂あがり。
人形だよ、これ。
丸髷は既婚女性の髪型。
一重の着物から透ける色気。
そこに観る郷陽の芸術における挑戦があった!
かつて人形は芸術として認めてもらえない時代がありました。
人形は玩具であり、芸術作品ではないと言われていたのです。
では彫刻はといえば、芸術作品だったのです。
ここに平田郷陽の心に火が着いた。
本来人形の身体は「針簿て」。身体まで彫らないのである。
郷陽は人形作品でもここまで表現できるのだ!と作品に心を込めたのである。
人形を芸術の域にまで到達させたのが、平田郷陽なのである。
「熱い!」
なんと80年前の作品。
今観ても、見劣りしないね〜