日本画家 井木紫人について

2002年、素晴らしい金魚(らんちゅう)と出会いました。
らんちゅうの模様や泳ぎ、美しさ、形、すべてに魅かれました。
それから「誰も描いたことのない金魚画を描きたい!」
と思いはじめ伊藤若冲の鶏ように家の庭で本格的に金魚を飼い始めました。
より自然に近い形で飼育し本格的な飼育方法を学び試行錯誤を重ね、本当の金魚の楽しみ方を知りました。
そのすべてを絵にすることこそが自分の進むべき道だと考えました。

〜掲載誌とご購入について〜
日本画家 井木紫人の作品購入については(株)美術新星社 発行『美術市場2013』、株式会社美術年間社の『美術年間 art annual 2013』掲載に基づき1号=¥35,000よりとさせていただきます。

ART studio GENCOについて
『アートスタジオジェンコ』はイラストとデザインを中心としたブランドです。井木紫人は日本画、ジェンコはイラスト&デザインです。日本画作品とは価格が異なっております。



お問合せ先 ranchiu@hm10.aitai.ne.jp
日本画家 井木紫人

2017年4月21日金曜日

JBOY

19の頃。

朝から夜遅くまでの仕事の日々。

週替わりにくる夜勤。

毎日毎日、機械ラインに身体を委ね、自動車関係で働いているから将来は安心なんだと自分に言いきかせ、それがなによりの幸せなんだと先輩に教えられ過ごしてました。


そんな日々が数年続き、身体とその安心感のズレが少しづつ自分を困惑させていきました。

いったいいつまでこんなことを続けるのだろう?

30歳、40歳、50歳になってもこのラインという仕事をやり続けているのだろうか?

結婚して子どもが産まれても夜勤を続けているのだろうか?

自分はどこに向かって行けばいいんだろ?

数年後、身体が悲鳴をあげました。


そんな毎日の中で、帰りの車で聴く『JBOY』は心を癒しました。何だか自分の向かう先に光を指していた気がします。

何十年も経って、今JBOYが体に染み渡ります。