彼の初盆参りをしてきました。そしてお願いしていた形見分けをいただいてきました。
この春、突然大親友を喪いました。一緒に仕事の苦楽を共にしてきた親友です。いろんなことを乗り越えてきた仕事仲間でした。1日の半分は彼と関わる仕事でした。家族よりも長い時間を過ごし、人生や夢についてたくさん語りあいました。時々意見の食い違いがある時は、お互い無言となり、バッチリ合った時は大笑いをしました。一見チャラい男でしたが、つき合ってみると人情深いのが印象的な男でした。
何よりも嬉しかったことは、お葬式の時に家族から「棺にランチュウTシャツを入れさせてもらいましたよ。あっちに行っても着てもらえるように…、あの夏は毎週のようにこのTシャツを着てたんですよ!」と家族から聞かされました。止めどなく流れてくる涙をおさえられませんでした。感謝の気持ちとどうしようもない気持ちとで、人目をはばからず大声で泣きました。仕事の時には一言もそんなことを言っていなかったのに、さり気なく着てくれてたこととTシャツを大切にしてくれてたことに泣けました。情の深い男だったんですよね〜
そして彼はとても育ちが良かったんです。身なりからは想像できませんが。下品でないんです。それはお金があるという意味ではありません。生活はとても地味ではありましたが彼の振る舞いや家族の話から伺える心の豊かさが上品でした。心豊かな人は若干の心の余裕と笑顔があります。ギスギスしてないんです。あ〜いうタイプとはもう二度と会えない気がしますね。
仏壇に向かい、当時ボクの前でよく彼が自慢気に歌い聴かされたあの曲をiPhoneから流し、手を合わせました。お経だと思って彼に聴かせてあげたいとお願いしました。線香の煙とロウソクの光の向こうに彼の大好きだったサーフィン姿の清々しい笑顔の写真がありました。少し照れてて嬉しそうな顔でした。あの笑顔は彼の本当の笑顔です。ボクにはわかります。「この笑顔ヤバイですね。(笑)」と奥さんに言うと、奥さんもウンウンとうなずき解ってたようでした。
こんな人の死をBlogに書くのはよろしくないかもしれませんが、大切な人を亡くすということはとても悲しいことです。身をもって感じた事を書きました。昨日までそこにいた友人が突然消えてしまうのです。本当に悲しいことです。イキドオリさえ感じます。でも、あんな素晴らしい友だちがいたことを語らずにはいられませんでした。今は感謝の気持ちでいっぱいです。今でも彼が居なくなったとは思っていません。転職してボクの知らない所にいるに違いないと思っています。そんな気がします…