日本画家 井木紫人について

2002年、素晴らしい金魚(らんちゅう)と出会いました。
らんちゅうの模様や泳ぎ、美しさ、形、すべてに魅かれました。
それから「誰も描いたことのない金魚画を描きたい!」
と思いはじめ伊藤若冲の鶏ように家の庭で本格的に金魚を飼い始めました。
より自然に近い形で飼育し本格的な飼育方法を学び試行錯誤を重ね、本当の金魚の楽しみ方を知りました。
そのすべてを絵にすることこそが自分の進むべき道だと考えました。

〜掲載誌とご購入について〜
日本画家 井木紫人の作品購入については(株)美術新星社 発行『美術市場2013』、株式会社美術年間社の『美術年間 art annual 2013』掲載に基づき1号=¥35,000よりとさせていただきます。

ART studio GENCOについて
『アートスタジオジェンコ』はイラストとデザインを中心としたブランドです。井木紫人は日本画、ジェンコはイラスト&デザインです。日本画作品とは価格が異なっております。



お問合せ先 ranchiu@hm10.aitai.ne.jp
日本画家 井木紫人

2011年1月9日日曜日

友人へ

 先日20年ぶりに友人と話しました。
その過ぎた時の差を感じました。
それぞれに苦労し、それぞれに違った人生に。
その後に送ったメールにて

<友人へ>
 昨日は電話ありがとう〜
久しぶりに、20年前に笑ったなぁ
今度、計画しますね。例え泊まらず一晩だけでも飲みたいですね。Tくんと話したいと思いました。

 ボクはというと平日は日々サラリーマンですよ。まだぺーぺーで製造会社で機械を組み立ててます。正直、出世は望んでません。TくんやTAくんの話を聞いて本当にビックリしました。所長、部長になられてスゴいですね。みんなあれから苦労したんだろうなと思いました。

さて、絵についてですがあの頃とは変わって、9年前に強烈な出会いがありました。ボクがこの先、描いていくテーマです。それが金魚だったのです。『らんちゅう(金魚の種類)』です。あれからはらんちゅうばかり描いてます。

 あの鳥の絵を大切にしてくれてるのはとてもうれしいですね。ボクがまだしょぼい絵を描いていた時代の絵ですね。今でも
画家になる夢はあきらめていませんよ。でもプロにはなれないかもしれませんね。プロとは絵で食べて行く事です。絵を売って行くことです。返せば売るための絵を描くということ。生活のために売るだけの絵を描くということは、画家にとって良いのか悪いのかと問う時がありました。売るための絵とは、万人の人が欲しいと思う絵です。万人うけする絵ばかりは描きたいとは思わない自分がそこにいました。
好きな絵が描きたい。周りに縛られたくない!例え売れなくても、好きな絵を描き続けたいと思いはじめました。好きな絵ばかり描いていると売れないです。でもいつか自分の絵を認めてくれる人も現れるのではないのか?そんな人を待つわけではありませんが、常に自分に正直に行きたいのです。自分の絵に惚れてくれる絵で勝負したいと思いはじめました。
ってことで、今は金魚画まっしぐらですよ。金魚で勝負してる作家はほとんどいません。でもそのパイオニアになりたいのです。世の中、アホなことやってても、世間が認めちゃえばそれはアホなことでなくなる世の中です。
必ずプロになれる道よりもボクは、なれないかもしれないイバラの道を選びました。

絵は時々売れてます。でもそのお金で儲けたいとは思いません。ボクの絵を本当に惚れてくれた方が買ってくれてます。

とにかく貧乏画家、まっしぐらです!
「ハハハハハハ!」
では!